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動物の不妊手術(避妊・去勢)について

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本日(10月31日)、当院の癒し&助っ人ネコのトラシバ(通称トラ)に去勢手術を実施いたしました。手術後も相変わらずでしたが、窓から外を見る哀愁ただよう背中が印象的でした。

それに関連して、当院でも実施する機会の多い犬猫の不妊手術、ウサギの不妊手術について以下に少し補足させていただきます。詳しくは当院を受診された際にご質問いただければと思います。

メリット・目的

望まれない妊娠の回避、生殖器にかかわる疾病予防、性ホルモン関連の問題行動の予防・改善、動物の精神的な安定、など。

デメリット

全身麻酔のリスクと術後合併症のリスク、エネルギー代謝の変化による肥満傾向、など。

時期

多くは生後6か月齢前後。

(ワンちゃんは混合ワクチンプログラムと狂犬病予防接種がひと段落する生後5か月以降、ネコちゃんは混合ワクチンプログラムがひと段落する4~5か月以降)

ちなみに、ネコちゃんには稀ですが、ワンちゃんの中には乳歯が抜けないで残ってしまうこと(乳歯遺残)がありますので、特に乳歯が残りやすい犬種であれば永久歯が生え揃ってくる6か月齢以降まで待ってから不妊手術を行い、同時に残ってしまった乳歯を抜歯することもあります。

ウサギの不妊手術

ウサギは犬猫と異なり、動物種の特性から、麻酔のリスクが高いことが知られていますので、犬猫のように予防的に不妊手術をすることが今のところ一般的とは言えません。しかし、ウサギの女の子は子宮疾患を患いやすく、ある報告では、品種によっては4歳以上の女の子の50~80%は子宮腺癌になると言われていますし、ウサギの男の子は、スプレーや攻撃行動といった問題行動が生じることが多く、去勢手術が必要となるケースが多いと言われています。特にスプレー行動に関しては、去勢手術によって90%以上がなくなるという報告があります。

こうした背景から、当院では、ウサギに関しては、麻酔リスクと手術のメリット、その子の状態を飼主様と十分に話し合ったうえで実施することとしています。最近では、問題行動治療の一環として手術をさせていただく機会が増えてきました。

ご希望があった場合のウサギの不妊手術実施時期に関しては、特に女の子は内臓脂肪がつきやすいことから、6か月齢から1歳までの間に実施することをお勧めしております。(もちろん時期がずれていてもご相談ください)

 

以上、ご相談は随時受け付けておりますので、当院を受診される際はその旨をお伝えいただければと思います。

また、猫に関しては、今年度は終了してしまいましたが、来年度の助成金の交付対象になる可能性がありますので、長野市保健所にお問い合わせください。

 

 

 

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