長野市内もだいぶ冷え込むようになり、フィラリア症の予防薬を毎月あるいは数ヶ月毎に取りにいらっしゃる方から「予防薬はいつまで飲むの？」としばしば質問を受けるので、それにお答えしようと思います。もちろん、通年予防されている方(当院の一茶やトラも通年で予防しています)や1年間有効な注射薬で予防されている方には終了時期は関係ありません。

フィラリア症の予防終了時期の目安は「蚊が飛ばなくなってから1ヶ月後まで」です。詳しくは住友ファーマアニマルヘルスさんのホームページに掲載されていますので、そちらも参考にしてください。具体的には、長野市内での予防終了時期は11月末から12月初旬であると考えています。以下実体験をベースにエピソードを記載しますので、終了時期が曖昧になってしまう方の助けになれば幸いです。

実際にいつまで蚊が飛んでいるのかはその年や居住場所によって変わりますし、正確に言い当てることはできませんが、長野市内で生活する私の実感としては11月初旬から中旬にはほぼ確実に飛ばなくなると感じています。ですので、11月末から12月初旬くらいが終了時期と考えています。

具体的、個人的には蚊の消失時期を玉ねぎの植付と関連させています。私は、玉ねぎをハロウィン(10月末)の前後に植えるのですが、その時に家族のうち誰かしらは蚊に刺されます。この時期はJAに朝から並ぶ気でいないと玉ねぎをゲットできません。なので、この時期をいつも重視しているため、蚊と関連させて覚えやすいのです。その後の畑作業(冬に向けて)では蚊に刺されることがほぼないため、この頃が最後なのかなぁと考えています。

もちろん他の体験をお持ちの方は、参考にさせていただきたいのでぜひ教えてください。

えっ？玉ねぎの植付を知らない?．．．そんな方のためについこないだ植付が終わった畑の写真を添付します。参考になさってください。

最後に、フィラリア症の予防に限らず、予防全般に対して「予防できてなんぼ！」と考えていますので、不安を感じるよりは始まりも終わりも余裕を持つことをおすすめしています。そのほかご不明点などございましたら、ご質問ください。

　ちらほら見られる足跡は一茶のものです。畑は荒れるのですが、彼なりに手伝ってくれているのだと考えるようにしています(笑)